シェアリング事業の考察 サテライトオフィスサービス【ZXY】

サテライトオフィス

最近、『あるもの』をシェアリングし、事業者・個人がサービスを享受する事業が多くみられますよね。

  • 不動産(マンション、オフィス、駐車場などのスペースのシェア)
  • 車(カーシェアリング)
  • 自転車(シェアサイクル)
  • 働く場所(シェアオフィスなど)
  • 働く人(ウーバー、Amazon Flexなど)

昨今、様々なシェアリング事業がありますが、今回は株式会社ザイマックスが行っている働く場所のシェアリング事業について考察します。

ザイマックスとは、リクルートの不動産部門が母体となった不動産関連の事業を行う会社です。

その会社が展開する働く場所のシェアリング事業が【ZXY】というサテライトオフィスサービスになります。

サテライトオフィスサービスZXY(ジザイ)|事業内容|ザイマックスグループ
ザイマックスグループが提供するサテライトオフィスサービスZXY(ジザイ)をご紹介します。

首都圏エリアを中心に186拠点(2021年7月20日時点)を構え、1人での利用だけでなく、プロジェクトやチーム単位で、1か月から利用できる専用のサテライトオフィスサービスもあります。そのかなでもシェアオフィスについて説明します。

下記、概要となります。

①拠点(建物のグレードや広さによって多少の違いがあります)

  • 個室
  • 2~6,8人用部屋
  • 複合機(会員専用)
  • 電話ボックス
  • フリードリンク
  • 託児所(ごく一部の拠点にあり)

があり、会員であれば、営業時間内であれば予約し利用可能です。

②利用方法

  • 会員登録(法人で契約し、利用する従業員の登録)
  • 専用サイトにて利用拠点を選択し、場所と利用時間を予約
  • 予約した時間内に拠点を訪問し、利用。 ※利用時間の延長も可能

③料金について

・固定料金はなく、15分単位での完全従量課金制(シェアオフィスについて)

以上が概要になります。

利用シーンとしては、

外出先からそのままシェアオフィスを利用するほうが会社へ戻るより近く、家にもすぐ帰れる場合だったり、急遽取引先やお客さんと打ち合わせが必要になった時に近くの拠点の会議室を予約し利用したり、様々な利用シーンが想定されるかと思います。

また、拠点の展開の仕方にも特徴があり、一般の賃貸ビルに加え郵便局や地銀の空きスペースや金融機関私鉄駅構内の空きスペースを利用したものがあります。

近年メガバンクが拠点を減らすといったニュースがあるようにスペースの有効活用を考えている企業(特に立地条件が良い場所に構えている企業ですが)にとって、空きスペースの有効活用は喫緊の課題です。その問題を解決しつつ、社会課題でもあるライフワークバランスの需要を賄うこの事業は正に時代の流れに乗ったものといえると思います。

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